Fnatic R6

Fnatic レインボーシックスシージ部門の新たな門出について

Published: 25 Feb 2022

Fnaticをいつも応援していただいて、ありがとうございます。

2018年、FnaticはDOTA 2タイトルと並行してアジア市場へのさらなる進出を目指し、レインボーシックスのeスポーツシーンに参加しました。日本は間違いなく最高の市場であり、ファンの方々からの応援、視聴数による大成功はもちろんのこと、複数の企業とのコラボレーションやさらなる投資も要因です。

市場を拡大し、2020年の初めから約2年かけてチームを日本に移住させる為に準備してきましたが、世界的なパンデミックであるCOVID‐19によって世界と人々の生活が一変しました。2020年からの2年間、Fnatic、Fnaticの選手そしてファンの皆さんは、APAC North リーグでの地位の維持しつつ、世界で最も厳しいロックダウン措置のあるオーストラリアにいる選手が、同じような厳しい規制のある日本に行こうと何度も試みたことなど、様々な状況や障壁と戦ってきました。

多くの規制は徐々に緩和されてきましたが、必要な期間内に準備が完了する見込みがないため、複数の選手と現状維持のまま3年目を迎えることができないとの結論に達しました。Fnaticの戦略上、日本はレインボーシックスシージの将来にとって非常に重要であり、会社のビジョンと目標を達成して、レインボーシックスシージのラインナップを維持するために、3月初旬までに日本に滞在する確実な解決策を見出す必要があると判断されました。

日本への進出、APAC North リーグでの地位の維持、日本の地域リーグ(RJLとRJC)への参加など、新しい戦略を短期間で実行するために、いくつかの機会や解決策を検討しました。そこで私たちは、GUTS Gamingのオーナーと話し合いを始め、4人のプレイヤー(Yura選手、Li9ht選手、Lily選手、Merieux選手、そして彼らが契約しようとしていた新人のChibisu選手)と彼らのバイリンガルのマネージャーGuNBoYの獲得、そしてRJLの参加権を含め非常に友好的な合意が出来ました。APAC North リーグの構造にも影響があり、チームの1つのライセンスが消滅するという問題を迅速かつ論理的に解決してくれた関係者の対応と理解に心より感謝しております。

Mag選手は、日本、私たちのビジョン、そして今回のプロジェクトを強く信じており、ここ数年にわたり重要な貢献をしてきました。今回のプロジェクトを実現するために、引き続き彼はロスターに残ります。Mag選手は、出来るだけ早く日本への移住を検討しており、日本政府との話も前向きになりつつあります。残念ながら、2022年の最初のシーズン/ステージは欠場することになる可能性がございますが、数ヵ月後には復帰してスターティング・ロスターに入り、日本語でゲーム中のコミュニケーションを取れるよう努力しています。今後のロスター編成はこれからパフォーマンスを鑑みつつ決めていきます。

非常に困難で厳しい時期にもかかわらず、我々と選手を応援してくれたファンの皆さんには感謝いたします。ブラック&オレンジを代表する新しい選手やスタッフを迎えるにあたり、引き続き応援していただけると幸いです。

来季からはDizzleは引き続きチームとオペレーションを監督し、GUTS Gamingの元マネージャーGuNBoYのサポートスタッフを指揮し、さらに元Gamma GamingのPhenomeneが新しい戦略コーチ兼アナリストとして加わります。Merieux選手は、APAC地域と日本のレインボーシックスの隆盛を通じて、野良連合と共にブレイクしたスターです。また、ここ数年のレインボーシックスでは、個々のプレイヤーやGUTS Gamingのロスター全体から、多くの力強いパフォーマンスと結果を目の当たりにしてきました。このオフシーズンにおいて、私たちは新しい方向性に満足し、可能な限り最高の結果を達成できたと信じています。このFnaticレインボーシックスの新しい1ページでは、間違いなく多くのアップデートが行われますが、今はYura、Li9ht、Lily、Merieux、Chibisu、GuNBoY、Phenomeneを歓迎し、Fnaticの日本でのビジネスについては、今後随時発表する予定です。その間、我々はチームを次のレベルに引き上げ、国際大会の舞台に再び戻れるよう努力します。